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現代の子供の抵抗力は弱い?
とかく現代の子供はひ弱だと言われたりします。特に年配者の方々では、そうおっしゃる方もいらっしゃいます。
別に今の時代だから言われている訳ではありません。これはいつの時代もそうでしょう。
いつの時代も現在と過去を比較すると、現在の方が様々な分野で進化しているので、生活が便利になり、より人にストレスのかからない世の中になってきています。
しかし、進化の過程で様々なストレスを取り除く努力をしても、大きなストレスを解消した時点で、今まで小さなストレスだったものが、取り除かれた大きなストレスにとって代わります。
たとえば、自動車の運転。
現在、自動車の自動運転は飛躍的に進化しています。
10年前と比べると、当時の運転技術はほぼ人に頼ったものでした。
『この人は運転が上手い。』『わたし、運転が苦手なの。』などということをよく言いました。
でも、今はあまりそういうことは言わなくなってきました。
自動運転で縦列駐車、車庫入れ、オートクルーズで走行、自動運転のレベル2(条件付き自動運転)が当たり前になり、今後レベル5(完全自動運転)までそう時間はかからないかもしれません。
自動運転化が進むにつれて、自動車の運転へのストレスは少なくなってきました。事故もどんどん減っていくのでしょう。良かったです。
それでは、オートバイはどうでしょうか?
自動運転の自動車に対して、オートバイはまだまだ自動運転は自動車のようには進んでいません。倒れないバイクの開発は進んでいますが、まだ市販には至ってません。今までそれほど気にならなかったオートバイの運転へ危険のストレスが急に気になりだします。
では、自動車に次いで近い将来オートバイが自動運転になったとしましょう。
自動運転で無転倒!安全装置は完璧!やった!
すると、今度はきっと、自転車への安全、不安全が気になるはずです。自転車が自動化すれば?
次は歩行者も不安全を安全に。
このような状態が続く。安全を突き詰めると限りないのです。いつまでたっても事故は無くならない。
また新たな問題が発生する。そうストレスはゼロにはならないのです。
身体と心の抵抗力
現代人にアレルギーや花粉症が多いのは、昔と違って、清潔過ぎるから。無菌状態だから。と聞くことがあります。清潔が悪いわけではありませんが、それによって色々な菌への抵抗力が弱まることもあるのかもしれません。
それと同じように考えると、子供たちも昔と違って、人間関係への抵抗力が少ない気がします。
世間一般的に子供が少ないこともあって、昔に比べれば世間は子供に優しいです。親も子供が4人いるのと1人では、子供にかける時間には差が出て当たり前。
昔のような大家族と、現在の核家族では日常生活での大変さは全く違いますよね。
子供のストレスを取り除いてあげるのは、親にとって当たり前。当然の仕事です。
でも少し考えてみてください。あまり過剰にストレスを取り除くと、今まで何ともなかった小さなストレスにも過剰反応して、またそのストレスを取り除かなければなりません。
いつまでも親が子供のフォローをしてあげれるわけでもないでしょうし。
家庭環境や親の考え方、子供の生活環境、様々な要素で子育ては違ってきて当然。子供の危険を守るのは親の役目です。どこまで子供をフォローして、どこから自立させるか。考えながら子育てしたいですよね。
若手ドライバ―と付き合う
若手お新入社員では、ドライバ―経験があるドライバ―と、経験が無いドライバ―では運行の独り立ちまでの行程は大分違ってきます。
安全運転についての指導、安全作業についての指導、お客様への接し方等。
憶えるべきことは沢山ありますが、全てを1から100まで教えることはやはりできません。
基本事項を教育して、後は本人に任せます。任せるといっても、自由気まま、勝手に任せるとは違います。
『報連相』報告、連絡、相談を大切にして、コミュニケーションをとりながら、やっていく。
その中で、安全運転、安全作業とは何か?
その行為が自分、家族、同僚、会社、地域、社会にかかわっていることを認識してもらいます。
若手ドライバ―も自分の子供を育てるように、親身に育てていきます。